検見川浜日記2006/7月-10月

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2006.10.8

台風17号くずれの低気圧が北海道沖で猛烈に発達して北日本は大荒れの天気。 さんま漁船の転覆や貨物船の座礁、北アルプス白馬岳では吹雪で遭難と事故が 相次いでいる。 7時過ぎに来てみたが予想通りここ検見川浜も西よりの強風が吹き沖では白波が立っている。羽ばたく鳩が向い風に押されて前に進めず空中で止まっている。いつも防波堤に並んでいるかもめがどこかに隠れたらしく姿が見えず、1羽だけ砂浜で不安そうに沖を見つめている。これでは一寸厳しいので写真を撮って帰ろうとデジカメを構えたが風にあおられて手ぶれになるほどだ。天気は快晴で空気は澄み東京横浜方面のビル群や東京港に入港する貨物船がすぐ近くに見え、富士山、丹沢、御坂、奥多摩、道志の山々さらに伊豆や三浦半島、房総の山並まで全て見えている。真冬でもこれだけくっきり見えることは稀だ。富士山の山頂北側は昨日の初冠雪で白くなっている。

あちこち歩きながらパノラマ写真など撮っていると少し風が収まり白波もやや小さくなったので8時半漕ぎ出すことにする。シーカヤックの人も2人防波堤内で漕いでいる。防波堤から出ようとすると猛烈な向い風で押し戻され前に進めない。1mを超える波が次々に押し寄せて木の葉のように上下に揺られる。横波を受けるとやばいので余り写真を撮れない。しばらくジェットコースターを楽しんで引き返す。雁の編隊が北から現れ浜に沿うように南へ向かって上空を通過して行く。100羽位のV字編隊が次から次へと現れる。10挺団を超えたから全体では1000羽以上と思われる。どこまで飛んで行くのだろう?

強風と大波にあおられて浜の南側まで来てしまったが向い風では漕いでも全く進まず出発点に戻るのが大変だった。パドルを高回転で振り回してゆっくり前進しようやく戻った。浜ではウィンドサーフィンの人たちが大勢待機している。上級者は大きな波では豪快にジャンプしながら海面をすっ飛んで行く。あれ位乗れたら楽しいだろう。

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2006.9.24

台風14号がはるか東海上を北上中にしては穏やかな波風の中、7時過ぎ漕ぎ出す。よく晴れ渡った青空には秋の訪れを告げるいわし雲が広がっている。空気は澄み水平線はくっきりして沿岸のビル群もすっきり見えるが富士山は霞んで見えない。 沖合いはやや波が高く時折り舳先が大きく押し上げられしぶきと共にドーンと落ちる。ウィンドサーフィンが1艇軽やかに海面を滑って行く。 いつもは防波堤に並んでいるカモメの群れが珍しく波間に列をなして浮かんでいる。餌を獲っているのだろう。黒い海鵜も近付いて来た。今日はボラがジャンプしないがカモメを警戒してしているのだろうか? 浜に戻るとK氏がヨット操作がうまく行かず苦戦中。台風の影響で風が回っていて帆に風を受けられないらしい。

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2006.9.3

久々によく晴れ渡った青空の下、7時半漕ぎ出す。強い台風12号がはるか東から日本に向かっていて外房の海では波が高くなっているようだがここは東京湾奥深くなので全く静か。 そよ風に吹かれながら沖を目指す。それ程暑くもなく快適だ。 浜では今日も八木沢倶楽部のK氏がヨットを組み立てている。 防波堤の上にカモメがたくさん並んでいる。 割合空気が澄んで水平線はくっきり。西の方は遠望が利き東京方面のビルがよく見える。東の千葉港方面は霞んでいて房総の山並は見えない。 沖はわずかにうねりあり、時折りボラが滞空時間の長いジャンプをしている。 写真を撮ってみたがピンぼけだった。 1kmブイ(B号)に着くと群れから離れたカモメが1羽だけで海面に浮いていた。警戒されないよう斜めからゆっくり近付いてシャッターを押す。何だか年老いたカモメのようだ。八木沢倶楽部のシーカヤックが次々にやって来る。浜の方に戻ってK氏のヨットを追ってみる。なかなか操作は難しそうだ。

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2006.8.27

八木沢倶楽部のK氏がヨットを組み立てている。曇り空だが黄色い帆が鮮やかだ。7時半漕ぎ出す。くもりでわずかに日が差している。風は弱く波はほとんどない。沖はややうねりあり。北の高気圧が張り出しているようで空気が澄んで遠望が利き房総の山並がくっきり見える。今日もあちこちでボラが盛んにジャンプしている。カモメの群れが防波堤の外側の海面に舞い降りて来た。海鵜も数羽舞っている。8号ブイまで着いた頃K氏のヨットが颯爽とやって来た。風は余り強くないがやはりヨットは速く快適そうでシーカヤックも着いて行けない。一人乗りなのでラダーと帆を操作するのが大変だと思うがうまいもんである。今日で3回目とは思えない。

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2006.8.13

7時半到着。3週連続の浜である。8時前漕ぎ出す。くもりで今日も風はなく凪状態。沖はややうねりあり。霞んで遠望なし。あちこちでボラが盛んに ジャンプしているので今日こそ飛ぶ瞬間を撮ってみたい。 防波堤に並んでいるかもめと海鵜の写真を撮る。相変わらずボラがジャンプ。 飛んだ瞬間を狙ってカメラを向けるがもぐらたたきのようで間に合わない。 コンパクトデジカメのシャッターはかなり遅い。どれもこれも着水した波しぶき しか写ってない。30分位移動しながら20枚位撮ってようやくピンぼけの 魚影を捉えた。もう少し望遠レンズでないとまともな写真は撮れそうもない。 素晴らしく速そうなシーカヤックの女性が戻って来た。パドルに日の丸が あったので日本代表クラスかもしれない。身体つきも水泳の五輪代表のように たくましく圧倒されてしまった。

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2006.8.6

6時前に浜に着くと10代後半の今風若者20人位がベンチを占領していて いつもと違う雰囲気。ほとんど女性で皆車付きのキャリーバッグを持っている。 徹夜で何かのイベントをやった後のような感じである。「お疲れ様でした」 などと云いながらパラパラ解散し仲間のエスティマで駅まで送っているようだ。 モデルの撮影という感じでもなくサーファーでもなく目的不明の集団だ。 6時半漕ぎ出す。風はなく凪状態で海は鏡のよう。濃霧で視界500m位。 水平線はもちろん幕張ビル群も全く見えない。防波堤に並んでいるかもめ の写真を撮る。視界が短く漁船などに突っ込まれるかもしれないので余り 沖へは出ないことにしてゆっくり8号ブイまで行く。ボラが次々跳ねる。 かもめが1羽波間に浮かんでいる。レジ袋が浮いていたので回収。最近浮遊 ゴミはほとんどないのはゴミ回収船が活躍しているからか?

沖に出るとわずかに風があり8月にしては暑くない。霧が少しづつ晴れて わずかに青空が覗き朝日も差して来た。相変わらずボラがジャンプ。 何とか飛ぶ姿を撮ってみたいがほんの一瞬なのでカメラを向け てもとても間に合わない。1時間弱のんびりして浜に戻ると八木沢倶楽部の シーカヤックが1艇準備をしていた。砂浜には花火の残骸やペットボトルなど ゴミが散乱している。ゴミ箱も満杯で周囲にはゴミが山積みだ。

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2006.7.30

今年はいつまでも梅雨が明けず7月の日曜日はずっと天気が悪くて浜は1ヶ月ぶりである。 7時丁度Fさんと共に漕ぎ出す。 くもりで風は弱い追い風、7月にしては暑くない。波もなく凪状態。潮は満潮。 水平線は見えるが東京方面は霞んで見えず千葉港方面もぼんやりしか 見えない。幕張のビル群も霞んでいる。 時折りボラが跳ねる。かもめの群れが波間に浮かんでいる。 沖に出るとわずかに陸風があり少しうねりもある。二人なので久し振りに 3km先のやぐらを目指す。何度か休憩したり写真を撮ったりしながら のんびり進む。左から並んだ2隻の漁船が網を引いてやって来てすごい勢いで前方を通過して行った。小さな船なのにあおり波は大きくてこちらは激しく揺られる。

わずかに雲が切れて少し青空がのぞく。 40分程でやぐら到着。高さ20mほどのやぐらの天辺にかもめがたくさん 羽を休めている。しばらく写真を撮っているとシーカヤックの人が来た。 一緒に帰り始めたがあっという間に置いていかれる。帰路は陸風に向かって漕ぐので厳しい。波も高く押し戻される感じで中々進まない。15分くらい漕いで 振り返るとやぐらはまだすぐそこにあってがっかり。いつもの1kmブイは 影も見えない。雲間から朝日が差して波頭がキラキラ輝く。ようやく1km ブイの横を通過。8時過ぎ浜に帰着。往復2時間以上掛かってしまった。 浜の辺りには八木沢倶楽部のシーカヤックが7〜8艇いる。空を見上げるといつの間にかすっかり雲が消えて快晴になっている。 艇を浜に引き上げると子供連れの若い夫婦が興味深そうに寄って来て質問するのでカヌーについて説明する。是非やってみたいとのことだった。帰宅したら梅雨明け宣言が出ていた。
 
 
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