森の雑学8  ニホンアマガエルの観察
 
2010年8月〜11月撮影
 
ニホンアマガエルはオスが3cm、メスが4cmくらいで意外と乾いた場所におり、昼間は活動せず、夜採食するようだ。目の横の黒い筋模様と鼻が低いのが特徴。足の吸盤で吸い付くので壁などの垂直面でも、軒裏など逆さでも平気である。地面は危険な為か1m以上の高い場所に居ることが多い。

2010年8月(それ以前からいたはずだが気付かなかった)から11月にかけて我が家の庭に4匹のアマガエルが住み着き、毎朝色んな場所に登場して昼間は動かず、暗くなるとどこかへ餌を探しに消え、翌朝にはまたどこかに現れることを繰り返した。無表情だがとぼけた味があり何となく愛嬌のある存在だ。

4匹の個体差はほとんどなく顔付きもほぼ同じだが毎日見ていると何となく目つきの違いなど微妙な差で1号から4号と名付けた。どんなに近付いても逃げることはなく写真は撮り放題。フラッシュにも微動だにせず。マジックで背中に番号を書こうとしたらさすがに嫌がって逃げられた。 場所によって様々な保護色になるのが楽しみでいつしか毎朝どこにいるかを探すのが日課になったが中々見つけるのは難しい。門扉に張り付いた時完璧に茶色になったのは見事だった。(右下の写真)

個体によって好みがあるらしく門扉や郵便受け周辺ばかりいる奴、玄関ドアや雨戸の戸袋、物干し台のポールの上ベランダの屋根の梁の上など人工物の高い所を転々とする奴、庭木を転々とする奴など個性がある。どれとどれが番いかどうかは判別できず。

10月後半には徐々に数が減り11月中旬には最後の1匹も消えた。落葉の下などで冬眠しているはずだが、いつごろ出て来るのだろうか?結局、2011年の夏〜秋には姿を現してくれなかった。2012年はどうだろうか。


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